10月の御神葉は柑橘です。
柑橘とは蜜柑(みかん)や橘(たちばな)の総称で、古くから自生するものや、海外から移植されたもの、品種改良されたものなど多数の種類があります。
当社に生えている種類は不明ですが、大きく酸っぱい実を付けます。
橘は古事記にも登場するなど、日本人には古くから親しまれています。
紫宸殿の「右近の橘、左近の桜」は有名ですね。
因みに当社の社紋は橘を模した「橘紋」です。
柑橘の葉はアゲハチョウの幼虫が食べる為、境内にはよくアゲハチョウが舞っています。
葉からも蜜柑の酸っぱい匂いがするので、その葉を食べるアゲハチョウの幼虫は、敵に襲われると酸っぱい匂いを出して威嚇します。
蜜柑の実は古くから食用とされていたり、実の皮は陳皮として漢方薬に使われます。陳皮は風邪薬やリラックス効果を期待して使われるようです。
神社の境内に生える樹々を御神木、その葉を御神葉と申し上げます。
古くより神さまのお住まいである御神殿と共に地域で大切に受け継がれてきました。
ご家庭や職場でお神札と共にお祀りし、又は手帳などに挟んでお持ち頂き、身近に鎮守の杜を感じて頂けますと幸いです。
毎月1日、御神前にてお頒ち致します。
お一人1枚ずつお持ち帰り下さい。
また、御神葉を入れる紙袋もご用意致しました。ご自由にお使いください。
初詣やとんど焼きの際は、今までの御神葉を重ねてこの袋に入れ、神社にお納め下さい。
お志をお賽銭箱にお納め下さい。
御神前に納められましたお賽銭や初穂料・玉串料は、神殿や樹木の保全管理をはじめとする神社維持運営に役立てております。
皆さまがご健康に過ごされますことお祈り申し上げます