11月15日、とんど焼きを執り行いました。
睦月の中日祭に合わせ、お焚き上げのご奉告を社殿にて行い、午後2時にお祓い後点火。お正月飾りや神符守札、破魔矢などを焚き上げました。
雪が降る寒い日でしたが、本年は日曜日だった為か、多くの参詣者が火に当たっていかれました。
近年は、皆様のご協力により、プラスチックやビニールなどの燃やすと有害ガスが出るもの、金属や瀬戸物、ミカンやお餅など燃え残るもの、ゴミ屑などを持って来られる方が減り、煙も白く清々しい神事となりました。
とはいえ、最近の正月飾りは、スポンジで注連縄のカサ増しをしたり、松や梅、ユズリハやダイダイが金属やプラスチックで出来ていたり、藁に似たビニール紐が使われていたりするので、ペンチ片手に分別作業を職員総出で行いました。
お神札を火の中に入れ、上がる炎に手を合わせて行かれる方、煙を手で頭にかぶられる方、お子様連れの方々を拝見すると、分別する手に力が入ります。
「有難う」「寒い中、頑張ってね」と温かい励ましの言葉を頂きながら、当ブログやフェイスブックなどでお知らせしたからか、時間を皆様お守り頂き、無事4時過ぎに終了、7時前には鎮火致しました。多くの方にご参拝、ご協力を賜り、有難うございました。
最後に、お寺などで受けられたお札について。
神社神道は、八百万(やおよろず)の神々をお祀りしますので、全国どこの神社で受けられたお札、お守を納札頂いても基本的には問題ありません。
ただ、お寺など神社以外で受けられたお札、お守などは、受けられたお寺などにお返し頂くことをお願いしております。
それは、我々神職は神社神道のプロですが、仏教など他の宗教には精通しておらず、仏様などに対する正式な作法を知らないからです。そのお札の仏様や神様に対して何も分からない神職がお預かりするより、やはりその道のプロに委ねた方が、良いでしょう。
また、どこに返せば良いか分からないようなお札やお守は、「受けない!貰わない!」をお勧め致します。
因みに、梵字が書かれていたり、〜寺や〜山、〜菩薩、〜供養と書かれているものは、お寺で受けられたものの場合が多いようです。分からない場合は、神職にお尋ね下さいね。
お正月から続く祭典行事はこの小正月で一旦幕を引き、次は2月3日の節分祭です。
午後4時より、祭典を行います。
豆まきや、尼崎市内では珍しい弓矢の儀など、参詣者の皆様も参加・見学して頂けますので、是非ご参拝下さい。
お問合せは皇大神社まで。
☎︎06-6481-6170